Webライターにみなさん、「」や()などの括弧(かっこ)を正しく使っていますか?
括弧には、種類に応じて基本的な使い方・ルールがあります。
質の高いWebライティングを提供すべく、しっかりポイントを押さえておきましょう。
今回の記事では、Webライティングで使用する機会が多い「括弧」にフォーカスします。
括弧の使い方やルールが気になる方は、参考にしてみてください。
括弧の使い方
括弧は、文章を読みやすくする、または理解しやすくするために欠かせない記号です。
Webライターにおいては、正しく使って質の高い文章に仕上げましょう。
括弧には多くの種類がありますが、Webライティングで頻繁に使用されている括弧を中心に使い方・ルールを解説します。
「」・・・カギ括弧
Webライティングでもっとも使用頻度の高い括弧です。
会話を表現する際や引用、語句を強調したいときに使用します。
文末に句点を使わない
Webライティングでは「」内の文末に句点を使用しないのが基本です。
クライアントに「必ず納期までに仕上げて下さい」と指示された。
クライアントに「必ず納期までに仕上げて下さい
」と指示された。
後に句読点を打たない
「」の後に句点を打たないように気をつけましょう。
なお「前には打つ」と解説している場合がありますが、読みやすさを考慮して判断すればよいでしょう。
「必ず納期までに仕上げて下さい」と指示された。
「必ず納期までに仕上げて下さい」
と指示された。
『』・・・二重カギ括弧
カギ括弧内の会話表現や書籍のタイトル、曲名に使用する括弧です。
強調で使用する例を解説している場合があるものの、本来書籍のタイトルや曲名で使う括弧であり、やたら無意味に使用するのは推奨しません。
クライアントワークで強調として使用したい場合は、あらかじめ確認しておきましょう。
()・・・丸括弧
漢字・英語の読み方や、内容の解説に使用される括弧です。
Webライティングでも頻繁に使用されますが、間違って使っている場合があるので注意しましょう。
全角・半角に注意
丸括弧には、全角と半角があります。
どちらを使用するかの明確な定義はありません。
クライアントによるものの、Webライティングにおいては「丸括弧の中が日本語なら全角」「丸括弧の中が英数字のみなら半角」が一般的なルールです。
- 日本語は全角:ライター募集中(未経験不可)
- 英数字は半角:グーグル(Google)
()内の文末に句点を入れない
以下の例のように、()内の文末には句点を入れないのが一般的です。
- 正:3,000字以内(最低1,000字以上。文字数を超える場合はご連絡ください)
- 誤:3,000字以内(最低1,000字以上。文字数を超える場合はご連絡ください
)
なお、文章の文末で()を使う場合は、最後に句点を打つのが基本です。
興味がある方はご連絡ください(ライター歴2年以上の方)
興味がある方はご連絡ください
(ライター歴2年以上の方)
【】・・・すみつき括弧
語句を強調したいときに使用する括弧です。
Webライティングでは、タイトルの先頭にキャッチコピーを入れるときによく使用されています。
そのほかの括弧
Webライティングで、使用される機会が少ない括弧も簡単に紹介しておきます。
〔 〕・・・亀甲括弧(きっこうかっこ)
引用の補足説明や注記で使う括弧です。
おもに、縦書きの文章で使用されます。
{}・・・中括弧
見出しの強調や文章の強調に使用される括弧です。
[ ]・・・大括弧
角括弧とも呼ばれる括弧で、横組みで使用されるのが一般的です。
〈〉・・・山括弧
タイトルや強調したい文章で使用される括弧です。
引用を指し示す際にも使用されています。
括弧を正しく使うならツールが便利
括弧の使い方で見落としを防ぎたいなら、ツールを使う方法もあります。
私も使用している推敲ツール「文賢」では「自分ルール」を適用させて、標準で入っていない語句を抽出して指摘してくれます。
では、実際にやってみましょう。
」の後ろに句読点を打たないルールを追加します。
抽出するエラーを「キーワード」に入れて、正解を「推奨ワード」に記入します。
「基本コメント」にエラーの理由を入れて保存したら追加完了です。
同じように、。)も自分ルールに追加しました。
上記で悪い例として紹介した例文を入れて「推敲支援」にかけます。
左が貼り付けた悪い例です。
右欄に、自分ルールとして誤りが抽出されているのが確認できます。
文賢は、ほかにもさまざまな便利な機能を豊富に搭載した推敲ツールです。
以下の記事でも文賢を詳しく取り上げているので、気になる方は参考にしてみてください。
まとめ:括弧を正しく使おう
Webライティングにおける、括弧の正しい使い方やルールを紹介しました。
Webライターなら、ちょっとしたミスで低評価されないよう気をつけましょう。
案外間違った使い方をしているライターもいるので、しっかりポイントを押さえておいてくださいね。
\ より質の高いライターを目指せる! /