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推敲ツール「文賢」の評判!使い方と8つの機能を動画でレビュー

SNSを拝見していると……

「校正・推敲ツールはどれがいいの?」

「気になるのがあるけど高いから……」

などと、校正・推敲ソフトで悩んでいる方が多いように思います。

今回は、高性能な文章作成アドバイスツール「文賢」のヘビーユーザーのわたしが、動画も交えながら文賢の使い方や便利な機能を解説します。

おなじみの無料ツールとも比較しているので、優秀な推敲ツールを探しているWebライターはぜひ参考にしてみてください。

目次

文章作成アドバイスツール「文賢」とは

出典:文章作成アドバイスツール【文賢】

文賢は、Webライターならいわずと知れた「株式会社ウェブライダー」が開発した文章校正・推敲ツールです。

SEOを駆使したWeb制作やWebマーケティングを手掛けている会社であり、代表の松尾 茂起氏の著書『沈黙のWebライティング』はWebライター必読の1冊となっています。

実は文賢、ただの校正・推敲ツールにとどまりません。

ウエブライダー社では「文章作成アドバイスツール」と名付けており、わたしが使い続けている理由でもあります。

文章表現・校閲支援・推敲支援・アドバイスの4つの項目から文章をチェックしてくれるほか、オリジナル辞書やルール作成、文章表現を登録できる「辞書・チェック設定」が超絶に便利です。

文賢とは
  • 『沈黙のWebライティング』で知られているウエブライダー社の校正・推敲ツール
  • 「文章作成アドバイスツール」であり、さまざまな観点から文章をチェックしてくれる
  • オリジナル辞書やルール作成、文章表現を登録できる「辞書・チェック設定」が便利

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文章作成アドバイスツール「文賢」の文章サポート機能

文賢は、校閲支援・推敲支援・文章表現・アドバイスの4つの項目を使って文章をチェックできます。

校閲支援

誤字脱字や間違っている言葉、使用を避けるべき語句をチェックしてくれる機能が校閲支援です。

下記の項目をチェックして誤りを指摘したり、言い換え表現を提案したりします。

  • 誤字脱字
  • 誤った言葉
  • 誤った敬語
  • 気をつけるべき商標と固有名詞
  • 誤用しやすい言葉
  • 話し言葉・砕けた言葉
  • 重複表現
  • 半角カタカナ
  • 機種依存文字
  • 差別語・不快語
  • ポリティカル・コレクトネス
  • 同音異義語(複合語)
  • 同音異義語(単語)
  • さ入れ表現

推敲支援

Webライティングにおいて、ふさわしくない表現や語句をチェックしてくれるのが推敲支援です。
文章として間違いではないものの、使用を避けたほうがよい語句を知らせてくれます。

  • 自分ルール
  • 接続詞のハイライト
  • 接続助詞のハイライト
  • 指示語
  • 冗長な表現
  • 同じ助詞の連続使用
  • 同じ文末表現の連続使用
  • 二重否定表現
  • 一文に読点が4つ以上ある
  • 50文字以上の文に読点がない
  • 主述関係が不明瞭
  • 漢字で書くほうがよい言葉
  • ひらがなで書くほうがよい言葉
  • カタカナで書くほうがよい言葉
  • フリールール
  • 句点や記号のあとに改行がない
  • 句点や記号以外で改行している
  • 記号が全角に統一されていない
  • 英数字が半角に統一されていない
  • 日付と数字のハイライト

文章表現

文賢には、多くの文章表現が収録されています。
言い換えの参考にできるほか、そのまま文章に挿入することも可能です。

ネタばれになるためすべてをお見せできませんが、センスを感じる表現から、思わずクスッと笑ってしまうような言い回しまで、さまざまな文章表現が収録されています。

類語・言い換え・慣用句・ことわざ・たとえといったカテゴリ別に検索できるほか、「好き・興味がある」「優しい・温かい」など言葉の意味からも検索可能。

また、ビジネス向けの表現に絞って検索したり、お気に入りに登録したりもできます。

とくに、Webライターをはじめたばかりの方なら、これだけでも利用する価値があるのではないでしょうか?

アドバイス

「アドバイス」には、以下のような文字通り推敲の際に確認すべき内容が収録されています。

  • 表記揺れはありませんか?
  • もっと字数を減らせる文章はありませんか?
  • 箇条書きで整理できる箇所はありませんか?
  • 「結論→理由→例示→結論(PREP法)」の順を意識していますか?

「わかりやすい文章を書くためのチェックリスト」と「トラブルを防ぐためのチェックリスト 」の各10ずつをチェック可能。

また、それぞれに補足説明があり、例文やbefore・afterでわかりやすく解説しています。

文章作成アドバイスツール「文賢」の便利な10の機能

質の高い文章作成に役立つ「文賢」には、多くの便利な機能が搭載されています。
とくに、自分なりにカスタマイズできるのが最大の魅力です。

「自分ルール」を設定できる

質の高い文章作成に役立つ「文賢」には、多くの便利な機能が搭載されています。
とくに、自分なりにカスタマイズできるのが最大の魅力です。

フィードバックを受けた際にどんどんルールを追加していけば、自分だけの強力な推敲ツールになります。

なお、自分ルールは校閲支援と推敲支援で各5,000件まで登録可能です。
また、それぞれを8つのカテゴリに分けて管理できます。

文賢なら「自分ルール」で校閲・推敲をさらに強化できる

オリジナルの文章表現を登録できる

文賢には、文章表現をオリジナルとして登録できる機能を搭載しています。

たとえば、気に入った表現を見つけて文賢に登録しておけば、推敲の段階で「もっとよい表現ないかな?」という場面で便利です。

本やネットで新しい表現を見つけて追加していけば語彙力も上がり、記事の質をさらに高めていけます。

また、表現を登録する際には補足を入れたり、例文を入れたり、タグ分けしたりできるなど「いったいどれだけ便利なんだ」と、思わず唸ってしまうこと間違いありません。

文賢にオリジナルの文章表現を登録して活用すれば、記事の質をさらに高められる!

漢字の「ひらく・閉じる」を追加できる

文賢には、文章表現をオリジナルとして登録できる機能を搭載しています。

たとえば、気に入った表現を見つけて文賢に登録しておけば、推敲の段階で「もっとよい表現ないかな?」という場面で便利です。

本やネットで新しい表現を見つけて追加していけば語彙力も上がり、記事の質をさらに高めていけます。

また、表現を登録する際には補足を入れたり、例文を入れたり、タグ分けしたりできるなど「いったいどれだけ便利なんだ」と、思わず唸ってしまうこと間違いありません。

文賢は漢字の「ひらく・閉じる」やカタカナで書いた方がよい言葉をチェックしたいときに便利!

クライアント別のルールを表示できる

「アドバイス」の追加機能を活用すれば、カテゴリ別に注意点などを記入しておけて便利です。

わたしの場合、たとえば「A社、B社、C社」とクライアント別にカテゴリで分けて、それぞれのルールを記入しておいてチェックしています。

レギュレーションをwordやエクセルで別途用意しておいてチェックしてもよいのですが、文賢を活用すれば校閲・推敲してからの流れでチェックできて便利。

カテゴリは100件まで登録可能です。

下の動画では、あらかじめ2社のレギュレーションを記入しておいた場合、推敲でどのように表示されるかを確認できます。

文賢はクライアント別にレギュレーションをチェックしたいときにも活用できる!

Googleクローム拡張機能がある

文賢では、Googleクローム拡張機能を用意しています。
Webページ上の文章を選択して右クリックすれば、文賢を自動的に起動して文章をチェックします。

その都度開いてコピペする手間を省けて便利です。
また、拡張機能のブラウザバーに文賢のアイコンを表示すれば、ワンクリックで起動できます。

読み上げ機能がある

貼り付けた文章を読み上げる機能を搭載しています。
より客観的に推敲したいときに便利です。

スピードは0.5~2.5倍の7段階で調節できます。

漢字の使用率をチェックできる

文賢の便利機能

文賢でチェックした文章の文字数にくわえて、漢字の使用率をチェックできます。

辞書をインポート・エクスポートできる

文賢では、自分で作成したオリジナルの辞書をCSVファイルでインポート・エクスポートできます。
検出したい表現や語句を追加して膨大な量になると、手直ししたいときやカテゴリを変更したいときに大変です。

CSVファイルにエクスポートし、カスタマイズしてからインポートすれば大量な語句の編集も楽々。
一気に大量の辞書を追加したい場合でも重宝します。

PDF・パワポ・ワードなどの文章もチェック可能

文賢は、あとから機能を追加して随時バージョンアップしています。
2023年2月には、PDFやPowerPoint、Wordなどの文章もチェック可能になりました。

とくにWordで執筆している方なら、ファイルを直接アップロードできるのが便利。
従来のように、一度コピーして貼り付ける作業が不要です。

また、デスクトップのWordアイコンをドラッグしてもチェックできますよ。
PDFも読み込んでテキストにしてくれるので、役に立つ方も多いのではないでしょうか?

AIが文章をチェック

2023年5月下旬、ChatGPTにも使用されている言語モデル「GPT-3.5」のAPIを利用した新機能「AIサポートがリリースされます。

これまで以上に誤字脱字を高精度に検出できるほか、文章の感想もAIからもらえるなど、ますます便利に。
気になる方は、以下の記事も参考にしてみてください。

ますます便利になった文賢、公式サイトでぜひチェックしてみてくださいね。

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文章作成アドバイスツール「文賢」の使い方を動画で解説

ここまで解説した内容のまとめとして、例文を推敲している様子を動画で紹介していきましょう。
以下の流れで指摘された箇所を直していきます。

  1. Google ドキュメントに書いた文章を文賢のクローム拡張機能を使って文賢に送る
  2. 校閲支援で問題がないのかをチェック
  3. 推敲支援を開く
  4. 右エリアに表示されたエラー番号をチェックしながら修正する

では、少々冗長な例文が、文賢によって仕上がっていく様子をご覧ください。

文章作成アドバイスツール「文賢」と他ツールの性能を比較してみた

「文賢が多機能で優秀なのはわかったけど、無料ツールでも十分なのでは?」という方もいるかもしれません。

そこで、あえて冗長で質の低い文章を作成し、多くの方が使用している無料ツール「 Enno」と比較してみました。
以下の文章を両ツールに貼り付けて検証します。

不要な語句や冗長な表現が多いひどい文章ですが、wordでは「~たり」を並列で使っていない点しか検出できません。

まず Ennoで検証します。

「形容詞+です」や「でも」の4つの口語的表現と、冗長な表現「~ことができる」1つの合計5つを検出しました。

なぜか、wordで表記ゆれとして検出した「~たり」を並列で使っている点を指摘できていません。

次に文賢で、カスタマイズなしのデフォルト状態でチェックしてみましょう。
まずは、校閲支援の結果です。

Ennoでは検出しなかった「すごく・たくさん・そんな・どんな」の話し言葉を検出しました。
もちろん、補足説明で検出した理由を解説してくれます。

次に、推敲支援に切り替えて確認します。

文賢の推敲結果画面

12ヵ所のチェック項目を検出しました。
Ennoで検出した語句を網羅しているうえ、文賢では以下の語句も指摘しています。

  • 冗長な表現「ということは」
  • 冗長な表現「しまうことが」
  • 「わからないということはない」の二重否定
  • 「~ます。」の同じ助詞を連続で使用

こちらも、すべて詳しい補足説明付きです。

文賢は「さすが有料ツールだけのことはある」という結果でした。

400字にも満たない文章でもこれだけの語句・表現を指摘してくれるツールであり、長文であればさらに質の高い文章チェックで役立つでしょう。

ちなみに「いい文章」の「いい」も口語的と指摘されるのでは?と思っていましたが、両ツールとも検出しませんでした。

このようなシーンで本領を発揮するのも文賢ならではです。
すかさず、校閲支援に「いい」を検出して「よい」を提案する項目を追加しました。

とはいえ「いい文章」の場合の「いい」は一般的に使用されていますし、必ずしも悪くない表現です。

そこで、コメントには「よいのほうが適しているかもしれません。」と表示されるように入力しています。

追加してチェック画面に戻れば、即反映されます。

文賢の校閲支援で追加した後の画像

文章作成アドバイスツール「文賢」の価格

文賢を利用するには、1ライセンスごとに月額2,178円(税込)の更新料金が必要です。
5ライセンス以上のまとめ買いなら、割引が適用されます。

通常購入5ライセンス以上15ライセンス以上30ライセンス以上
月額2,178円(税込)
※4ライセンスまで
5% OFF10% OFF15% OFF

そのほか、新規購入時に初期費用11,880円(税込)がかかります。
文賢を11,880円(税込)で購入し、月々更新料を支払うというイメージです。

また、クレジットカード(PayPal)ではなく銀行振り込みなら、1年更新も可能。
その場合、1ヶ月分の更新料が値引きされます。

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文章作成アドバイスツール「文賢」の口コミ・評判

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文章作成アドバイスツール「文賢」のよくある質問 Q&A

文賢の導入を検討している方のよくある質問をまとめました。

文賢はすべての文章を正しくチェックできますか?

文賢はあくまで「推敲支援ツール」であり、すべての文法の誤りや誤字脱字をチェックできるわけではありません。

文賢はある意味「自分に使いやすく育てるツール」であり、無料ツールと異なる点です。
自分のルールや表現などを追加できるので、足りないと思う部分はどんどんカスタマイズしていきましょう。

スマホで利用できますか?

文賢は、スマホでの使用を想定して開発されています。
PC表示で見ても、文字が小さすぎて快適に使えないでしょう。

ファイルをアップロードして使えますか?

2023年2月より、PDFやWordなどのファイルをアップロードできるようになりました。

ブラウザに制限はありますか?

文賢では、Google Chromeを推奨しています。
Internet ExplorerやMicrosoft Edgeの場合、表示が崩れ恐れがあるとのことです。

文賢で一度にチェックできる文字数に制限はありますか?

30,000文字までです。
それ以上の場合、分けて推敲しましょう。

PayPal以外のクレジットカード払い方法はありますか?

ありません。PayPalの毎月自動支払いのみです。

領収書はもらえますか?

発行してくれます。
アカウントで登録しているメールアドレス宛てに毎月送られてくるので、印刷してください。

文賢はいつでも解約できますか?

できます。ご自身でPayPalの自動支払いをストップさせてください。

再購入時に初期費用はかかりますか?

文賢を一度解約して再度利用を申し込む場合、初期費用が必要です。
ですから、新規購入または解約を考える際は十分に検討してください。

2023年3月14日以降、文賢を再購入時に必要だった初期費用が無料になりました。
ただし、ライダーストアのアカウントが必要で、再取得する場合は初期費用がかかってしまします。

事情があって文賢を一時やめる際は、ライダーストアのアカウントは削除しないようにしておきましょう。

文章作成アドバイスツール「文賢」を使いこなして質の高い記事に仕上げよう!

文賢の便利な機能や使い方を解説しました。

紹介した機能のほか、読み上げ機能やクローム拡張機能なども搭載されており、スムーズかつ確実な推敲作業をサポートしてくれます。

もし「月々2,178円(税込)は高い!」と感じる方がいるとすれば、無料で使えるツールとの比較がうまく出来ていないのではないでしょうか?

文賢のよさは無料ツールとは比較にならないほど秀逸なチェック機能にくわえて、自分なりにカスタマイズを続けていけるところです。

そしてなにより、楽しみながら推敲できます!
高機能な校正・推敲ツールを探しているのであれば、ぜひ導入を検討してみましょう。

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[su_box title="【文賢】オリジナル辞書追加用スプレッドシート" style="bubbles" box_color="#1176ac"]自分でカスタマイズできるのが文章作成アドバイスツール「文賢」最大の魅力です。
今回の記事で取り上げている「二重表現」を文賢の辞書に追加できるスプレッドシートを用意しました。よかったらお使いください。
随時追記していきますので、パージョンアップした際はコチラでお知らせします。

[su_highlight background="#f7fa8d"]2022年10月20日更新[/su_highlight]

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