Webライターに薬機法の知識を求められる場面が増えています。
近年、美容・健康・医療関連の記事や広告で虚偽、または誇大な表現が問題になっており、薬機法の知識を有するライターの活躍の場が広がっているのです。
とはいえ、薬機法を身につけたい方をターゲットにしたビジネス的な資格や講座が多く、ひとまず棚に上げている方も多いのではないでしょうか?
「でもやっぱり、薬機法に詳しいライターとしての証明が欲しい!」という方にオススメなのが今回紹介する、
薬機法・医療法適法広告取扱個人認証規格「YMAA」です。
先日、実際にYMAAを取得しましたので、資格の概要を解説します。
YMAA個人認証マーク制度とは
「YMAA個人認証マーク」とは、一般社団法人薬機法医療法規格協会が試験合格者に付与しているマークです。
薬機法や医療広告ガイドラインに携わっている「広告取扱担当者向けの制度」であり、認証マーク取得は薬機法や医療法の知識を有している証になります。
Webライターにおいて想定されるメリットは、以下の2つです。
リスクを回避できる
薬機法や医療広告規制の対象は、Webライターやアフィリエイターも含まれます。
記事を依頼した企業やクライアントはもちろん、Webライターも責任を問われるのです。
広告に関わったすべての人が規制の対象であり、違反すると是正が命じられるほか、以下のように罰則を科せられるケースもあります。
- 薬機法:最大3年以下の懲役または300万円以下の罰金、またはその併科
- 医療法:6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金
YMAA個人認証マークを取得すべく学んだ知識により、薬機法・医療法の広告規制に違反するリスクを自ら回避できるのです。
スキルをアピールできる
薬機法の知識を習得すれば、Webライターとしてのスキルが向上します。
近年、美容・ヘルスケア関連の記事や広告の誇大表示が問題になっており、健康食品や化粧品を紹介する記事では薬機法の知識が欠かせません。
YMAA個人認証マークを取得すれば、薬機法に対応できるライターとしてアピール可能。
ほかのライターと差別化でき、ひいてはクライアントから高い評価を得られるのです。
認証ロゴをブログやSNSのヘッダーに貼ったり、名刺に入れたりして、見える形でアピールできる場面が広がります。
YMAA認証マーク資格試験の対象・合格率・費用は?
YMAA認証マーク資格試験は、○×の2択式です、
60問出題となっていますが、60問目が「答えを送信する」なので実質59問です。
個人であれば誰でも受験でき、試験費用は無料。
合格率は、2022年9月時点で30.7%となっています。
その場で合否がわかり、合格者で認証マークを取得したい方は6,600円で購入可能です。
認証マークは名刺やメール署名に記載でき、薬機法に対応できるライターとしてアピールできます。
受験費用 | 無料 |
受験対象 | 広告管理者・ライター・商品企画者・広告デザイナー・ プロダクトデザイナー・営業担当者・顧客カスタマーなど |
受験資格 | 個人(事業者は団体認証マーク) |
付与対象 | 健康食品や化粧品、医療に関する広告担当者個人 |
問題数 | 60問 |
YMAAマーク発行費用 | 6,600円(税込) |
更新費用 | なし |
登録内容の変更費用 | 2,200円(税込) |
YMAA認証マーク資格試験でよくある質問 Q&A
- YMAAの勉強方法は?
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受験マニュアルが用意されていますが、受験して不合格だった場合に無料でもらえます。ですので、まずは書籍やウェブで勉強するしかありません。
- 試験に要する時間は?
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1問1分と想定しても1時間かかりますので1時間半程度と考えておけばよいでしょう。時間制限についてはとくに説明がありません。
- 企業で認証マークを取得したい場合は?
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企業向けに「YMAA団体認証マーク」があります。企業に一定以上のYMAA認証資格者が在籍する企業で、かつ協賛金を支払った場合に付与されます。
まとめ:薬機法に対応できるWebライターになろう!
薬機法の知識をもつ証となるYMAA個人認証マーク。
急増しているライターたちと差別化を図るためにも、取得しておくと役立つ場面があるかもしれません。
今後ますます、薬機法に対応した記事を書けるWebライターが求められるでしょう。
スキルの証明と信頼性を向上すべく、取得してみてはいかがでしょうか。