Webライターをはじめて困ることのひとつが「帳簿付け」ではないでしょうか?
なかには、経理の経験がなければ簿記の知識もない、という方もいるかと思います。
そこで今回は「[su_highlight background=”#83dcea”]仕訳[/su_highlight]」にフォーカス。
経理の業務経験で得た知識を活かして、わかりやすく解説します。
フリーランスになったものの帳簿付けに不安を感じている方、またこれからWebライターをはじめようと考えている方は参考にしてみてくださいね。
「仕訳」とは
仕訳とは、売り上げや経費など取引の要素を分類・整理するための作業です。
簡単にいえば「[su_highlight background=”#83dcea”]帳簿を付ける前段階の作業[/su_highlight]」と、理解しておけばよいでしょう。
会社によっては、領収書や請求書などを見ながら「振替伝票」に仕訳を記入してから、帳簿に転記したり会計ソフトに入力したりします。
フリーランスの場合は日々の取引量によるものの、仕訳が少ないなら直接会計ソフトに入力しても問題ありません。
とはいえ、仕訳作業に慣れていないなら要領を得るためにも、実際に振替伝票を起こしてみるのもオススメですよ。
仕訳のやり方
仕訳では、取引を勘定科目ごとに「貸方科目」と「借方科目」に分けて金額を記入します。
といっても、簿記の知識がまったくないと意味を理解できないかもしれません。
「貸方とか借方とか、よくわからない」という場合には、仕訳の型を覚えておきましょう。
お金が入ってくる項目を左側の借方に、対応する項目を右側の借方に記入する、と覚えておくのです。
たとえば、クラウドソーシングから売上が入金されたら下記のように仕訳します。
金額 | 借方 | 貸方 | 金額 |
100,000 | 普通預金 | 売掛金 | 100,000 |
普通預金に入金された金額を左側に、対応する売掛金の金額を右側に記入しています。
反対にお金が出ていった場合は、下記のように逆の仕訳になる点を押さえておいてください。
金額 | 借方 | 貸方 | 金額 |
5,000 | 通信費 | 普通預金 | 5,000 |
このように、入ってくるお金を左側、出ていくお金は右側と単純に覚えておけば、理解しやすいのではないでしょうか?
ただし、実際には入金や出金以外にも取引が発生します。
たとえば、クライアントに請求書を提出して売上が立った際には、下記のように仕訳しましょう。
金額 | 借方 | 貸方 | 金額 |
100,000 | 売掛金 | 売上高 | 100,000 |
あまり難しく考えずに「売上を立てるときはこの仕訳」と、まずは型で覚えておくのがおすすめです。
ちなみに、こちらで立てた売掛金が入金されたときの仕訳が、一番上の表になります。
[su_highlight background=”#83dcea”]入ってきたお金は左、出ていくお金が右[/su_highlight]と覚えておきましょう。
さまざまな経費に関する具体的は、以下の記事で解説しています。仕訳で不明な点があれば、ぜひチェックしてみてください。
会計ソフトに転記する際や直接入力する場合も、要領はまったく同じです。
Webライターの経理は難しくない!
Webライターが扱う勘定科目は限られており、法人の経理と比較すれば難しくありません。
型を覚えておけば、あとは繰り返すだけ。
クラウド会計ソフトを利用すれば、コピペで簡単です。
Webライターをはじめて間もないなら、早めに仕訳のやり方を覚えておきましょう。